夏はみんなキリギリス!

    本格的な夏が次第にやってくると、今まで眠っていた細胞が反乱をお越し始めます。そうです、街が音楽で溢れかえり、飲食店のテラスは「いったいこれだけの人口が何処にいままで隠れていたのか」と思えるほどの勢いでデシベルを増幅させています。

    モントリオールの道が、あの川端康成の「トンネルを抜けた」後の世界から、日曜日のサグラダ・ファミリア教会の近辺とも言えよう、社交の場に変身するのです。そしてみんな一生懸命、冬が新たに訪れる前に外に出て充電するのです。現代社会で目に見えるものだけを貯える事になれていた我々にとって、もっと大切な物を蓄積できるいい機会ではないでしょうか。

    そんな訳でお誘いが来て、「ちょっと出かけてくる」といった毎日の状況の中で一日を有効に使うには、色んな事を同時に行わないとなりません。「食べながら喋る」、「歩きながら考える」「地下鉄に乗りながら寝る」・・・キリギリスになるのも一苦労です。

    簡単に同時進行を伝える表現

    「 EN + 現在分詞」

    これを使ってスムーズに同時進行を表現することができます。現在分詞というのは動詞の「 ant 」で終わる形式です。作り方は現在系の「 nous 」(一人称複数)の動詞の「 ons 」を除き「 ant 」に変えるだけです。

    Parler: Je mange en parlant avec mes amis. (私は友達と しゃべりながら食べている。)
    Aller : Tu penseras demain en allant au travail. (あなた、明日仕事に 行きながら考えてね。)
    Prendre : SABURO a dormi en prenant le metro. (三郎は地下鉄に 乗りながら寝ていた。)

    このように現在形、未来形、過去形の後でも、同じ形で 「 EN + 現在分詞」を付け加えると 「ながら」というニュアンスを伝えられます。

    しゃべり言葉では命令法 (imperatif) とくっつけると、スムーズに事を運ぶことができます( nous の形は 英語 の let’s と同じです。)。

    Marcher: “ Parlons en marchant. ” (「 歩きながらしゃべりましょう」)
    Dormir: “ SABURO, regarde la télé (television) en dormant, si tu veux. ”
    (「三郎、もし良かったら 寝ながらテレビを見て」)
    今なにしてるの?

    この季節は出かける事が突然決り、お誘いの電話が鳴り響く季節です。そこで、頻繁に「 Qu’est-ce que tu fais en ce moment? 」(今何をしていたの?)「 Tu fais quoi? 」(何してんの?)と聞かれます。相手に素早く情報を伝 えなければなりません。そんな時 に「動詞の ETRE + EN TRAIN DE + 動詞の原形( infinitif )」を使います。動詞の ETRE は現在形でも、過去形でもなんでも構いません。 これは「 xx している」といった表現です。

    Je suis EN TRAIN DE dormir. ( 【私は】寝ています )

    J’ étais EN TRAIN DE dormir ( 直接法半過去 ?imparfait-). (【 私は】寝ていました)

    Je serai EN TRAIN DE dormir demain matin a 8h ( 未来形 ).
    ( 【 私は】 明日の朝八時には寝ているでしょう )

    疲れている時にお誘いを断る時もこれだったら簡単に説明できるでしょ。実は現在飛行機の中でこのコラムを書いています。 Je suis en train de vous ecrire dans l’avion. それでは太平洋の上から皆様が楽しい夏を過ごせる事を願っています。 Bon été!

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    Hidé

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