お父さん、ありがとう

Illust by Natsumi Narasaki
夫の父も同じような存在です。夫がまだ3歳の頃に親が離婚し、父親とは週末に会うだけの関係となってしまいました。その状況も彼が約束を破ったりが続き、夫が15歳の頃にはまったく会わない関係となってしまいました。お互いに父親との関係が甘酸っぱい状況となってしまい、その面ではお互いに心のサポーターとして理解し合うことができます。
夫はケベコワで、私は日本人。どんな環境でもどんな国出身でも、親との関係がぎくしゃくしたり心が傷つくことって一緒なんだと実感しています。どんな国のどんな家庭環境でも、親が居て子が居て、そんな中に調和というものを望むのはみんな同じです。傷つく心、抱く怒りや積み重なる疑問、親への恨み・・・。八つ当たりしたり、反抗したり、引きこもったりとしてしまう行動はみんな一緒なんだと思いました。
しかし、夫と共通するものは他にもあります。それは、父親を許せるという気持ちです。それは隠し切れない肉親から自然とでてくる感情なのでしょうか?お互いの父親も一人の人間です。父親も「父親になるワークブック」などを読んで父親になるのではありません。今でも父親を愛していますが、ただ彼の今までの行動が嫌いということだと学びました。
子というものは、母親同様、父親もいないと生まれてくるものではありません。ですから生んでくれてありがとうという感謝の気持ちを抱き、そこから新たなことを学ばせてくれたと思っています。夫同様、お互いの父親から学んだ唯一のことは、同じ過ちを犯さないようにするということです。私達の子供達に同じような痛みを味わせたくないという気持ちが大事ということです。それを学ばせてくれるための行動だったのでしょうか?それはそう言いがたいですが、まずは生んでくれてありがとうから始めたいと思います。お父さん、ありがとう。父の日おめでとうございます。










