愛に言語はない

Photo provided by Kathleen O'Hagan
それから1ケ月も経たない頃、左手に光る指輪をいじりながら、1月中旬生まれの彼に何を贈れば良いか、考え込んでいました。その指輪がどの指にはめてあるのか改めて注目しながら、プロポーズの可能性への緊張と興奮を覚えたあの晩に思いを巡らせました。
幸運にもヒロは日本人の男性しかやってのける事ができないあの曖昧さで、私の、あまり曖昧とは言えない質問を上手く交わし、気まずい状況から二人を救い出してくれました。「君がした指にすれば良いよ。」と彼は言い、私が言わんとしていた事に気付いていたのかどうか、表情に出さずにいました。
ヒロは私が示唆していた事を理解していなかったのか、それとも気付かない振りをしていただけなのでしょうか?愛には事実、言語はない。という事を私たちに日々実感させる二人の間の言葉の壁について、じっくりと考えながら、ある事をひらめきました。彼に贈る事のできる最高のプレゼント:コミュニケーションの贈り物です!
自分のひらめきが天才的だと確信した私は1ケ月相当の英語学習教材を買いに、米子の繁華街に出向きました。初レッスンの後、ヒロは思いの外上機嫌で、レッスン直後の「復習」にも応じて来ました。
私:Who is your favorite girl?(あなたの一番好きな女の子は誰?)
ヒロ:マイ フェーバレット ガール イズ…アイ ドント リメンバー… へへ… キャサリ。(僕の一番好きな女の子は…忘れたよ…へへ…キャサリン)
ヒロ:フー アー ユー?(君は誰?)
しかし、進行するにつれて彼の質問は難しくなって来ました。
ヒロ:ホワイ ドゥー ユー ラブ ミー?(どうして僕の事が好きなの?)
私: Because… you’re cute! (だって…愛らしいからよ。)
ヒロ:ホワイ アム アイ キュート?(どうして愛らしいの?)
私: Because you are shy… and you have a cute giggle. And your English pronunciation is cutest of all! (だって、あなたはシャイで…笑い方が可愛いからよ。そしてあなたの英語の発音が誰よりも可愛らしいからよ!)
私たちは本当に楽しい英会話の時間を過ごしたので、ヒロがもう一度だけレッスンを受けただけで止めてしまい、二度と戻ろうとしなかったのが何故なのか、理解できずにいました。これを通して、異文化交流と贈り物をする事においてひとつ大切な教訓を得ました。もし、愛に、愛以外の言語がないのであれば、日本人の彼氏の誕生日に英語のレッスンを贈るのは止めた方がいいという事を!











