火の花々

Photo by Kathleen
日本で過ごす初めての夏、周りがなぜ花火の話題でそこまで盛り上がってるのか私には分からず、強面の日本の男の子達が少女っぽい彼女達と同じように花火にワクワクすることに可笑しさもおぼえていました。花火の話になると老いも若いも皆同様「日本の花火を見ないわけにはいかないよ」と決まり文句の繰り返し。それでも自分の母国カナダの花火はそんな大したものでもないし、私はいまいち説得されませんでした。
夏も終わりの頃、私はある経験を通してようやく日本の心”a-la-Japonaise”につながることになります。日本を旅立つ自分とその当時付き合っていた彼のために私がロマンティックなお別れ記念日を計画した時です。私達は大阪下町にある高級ホテルの最上階にあるゴージャスなスイートルームで過ごすことになったのですが、そこで思いがけないことが待っていたんです。ベルボーイに映画”Lost in Translation”で映し出されるような景色を見下ろす窓のあるお部屋へ案内してもらって、リモコン操作で動くハイテクカーテンの開け閉めの方法を見せてもらい、その上でなんと「8時からの花火大会がありますのでカーテンを開けておくのをお忘れなく」と言われたんです。
「え?!?」私と彼は驚きのあまり「花火?今夜ですか?」と、一緒に大興奮。
眺めの素晴らしいお部屋の窓辺で見る私達だけの花火大会。この時ばかりは私も心の高鳴りに身を任せることにしたのですが、そのおかげでようやくその日、私は日本の花火がカナダでそれまで私が体験したものとは全く違うものだということを知ることになります。
夜空の黒いキャンバスを彩っていくたくさんの模様、色、大きさの花火の数々に私達は声を漏らしながら鑑賞しました。そして赤ワインを味わいながら花火が空から沈んでいくたびにお互い寄り添うように抱き合って、花火大会も終わりに近づいた頃には甘くて苦いサヨナラのキスを交わしながら2人だけの花火を打ち上げました。これ以上願えないような、魔法のようなお別れ記念日でした。
(翻訳:Kana Miam )











So Japanese fireworks are much bigger than our? Thanks for sharing another armchair travelogue.
Hi Kathleen,
Another special memory of Japan. I wish I had had the opportunity to view these spectacular flowers of the night, but I think your description has brought them to life for me.
We were all so fortunate to be able to share in visiting this beautiful country. You are reminding us of its special place in all our hearts.
Mylena