“チンチャンチョン!”

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tomokoある日のことです。幼稚園から帰ってきた長女が、「ママ見て!」と言って突然口にした言葉が「チンチャンチョン!」でした。「これってチャイニーズなんだ!おもしろいでしょ!」と、素直に微笑んでいるのにもかかわらず私は顔色一つ変えず「ちょっとこっちへいらっしゃい」と娘に言いました。なんだろう?と首をかしげる娘に説明しました、「あのね、それって中国語じゃないのよ」と。

「ママは8歳の時にモントリオールに来てね、英語とフランス語が分からなくてもたくさんいいお友達ができたよ。でもね、中にはママのことを一目見ただけでママを中国人だと決め付けて、その言葉を投げ付けて、ママを指刺して笑っていたの。小学校には、ママともう一人東洋人がいるだけで、珍しかったのでしょうね。でもね、珍しいからこそ知らないまま決め付けるような行動はしないで。その子とその子の文化のことをちゃんと知ってあげてからでないとかわいそうでしょ?ママもそれでたくさん傷ついたのよ」一言一言間違わないように丁寧に説明してあげた後、娘はさびしげに「もう言わないから」と、娘のほうこそ傷ついていました。

後から聞くと、幼稚園で何人かのクラスメイトが言っていた言葉だったそうです。東洋人の子は、同学年で中国人の女の子一人と、ハーフの娘だけです。その子と娘に向けられた言葉ではなかったようです。誰かの兄弟が言っていた言葉を真似したのかもしれません。言葉とは人から人へと伝わっていくものなんだなと改めて実感しました。

でもなぜ「チンチャンチョン」なのかは分かりません。面白いことに、私が小学校の頃も丁度同じ言葉の並び方で攻められました。「チャンチャン」でもなく、「チンチョーン」でもなく、20年以上経った今でも「チンチャンチョン」でした。他の外国人の子供からしたら中国語はこのようにしか聞こえないのかも知れません。

「じゃあ、ニーハオは?」と恐る恐る聞く娘。
「それは中国語よ。こんにちはって言う意味なの」と、教えてあげると誇らし気に言いまわっていました。
「ねぇ、Sちゃん、今度からそういう言葉を使う友達がいたら、ちゃんと笑顔で説明してあげましょうね、それがあなたの役目よ」「うん♪」

About the Author

Tomoko

カナダに来て25年。主婦・母親・ヘア・メークとシンガーソン グライターのともこです。コラムを通して多くの方たちに人生 経験談を伝えていきたいなと思っております!よろしくです! ブログ: http://blog.livedoor.jp/ange_de_noel/

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