アルルの名物イベント「闘牛」
Salut, tout le monde! いよいよ6月ですね。モントリオールはこれから秋までイベント目白押しでお祭りの季節!国際的なイベントも多く、まさにインターナショナルな雰囲気の街の活気が大好きです。
さて、私の住むここプロヴァンス地方でもいよいよバカンスシーズンの始まり。毎週のように各都市、小さな村々でも何かしらのイベントが行われています。少し前になりますが、4月の復活祭の時期にFERIA(スペインや南仏の年に1度の祭り)があり、アルルで年に2回だけ行われる闘牛を観に行くチャンスがありました。
闘牛と言えばスペインですが、ここフランスでも南のアルルやニームなどで年に数回行われます。アルルではローマ遺跡の円形闘技場(ローマ時代は人間同士の闘いが行われていたなんて…)での開催です。地方によって様々な形式があるらしいのですが、今回私が観たのはスペインの本来のスタイルで、マタドール(闘牛士)か牛が命を落とすまで闘うものでした。
一般的によく知られている、闘牛士が赤い布をヒラヒラさせている場面。実はあの場面は、全体の流れの一場面にすぎず、入場から退場まで細かい流れと伝統的なルールがあるのには驚きました。メインのマタドールに加え、馬に乗ったピカドール(槍つき)、無防備に体ひとつで立ち向かうバンデリリェーロ(もり打ち)などそれぞれの役割をもった人たちがチームとなって、ひとつの闘いを行います。牛は700kg近くもあり、もちろん血も毒々しく流れます。説明するのは難しいのですが、普通に見れば残虐とも思えるその光景が、なぜか美しくもあり、神聖にも見えたのは、やはりマタドールの熟練された技術をはじめ、伝統行事を真剣に見守る大観衆の熱気のせいかもしれません。
私個人的には、大興奮で充分楽しめた経験でした。心配しなくとも、闘い終わった牛は、そのまま闘技場内にある解体場所で5分後にはきれいに解体され、レストランや市場を介して私たちが食することになります。
近年、動物愛護の視点からも色々と物議が持ち上がっている闘牛ですが、もちろん賛否両論あって当たり前だと思うのです。本場スペインでさえ衰退しているそうですから。しかし、その観点だけで伝統として存在している行事が消えていくのも腑に落ちないような。皆さんはどう思われますか?








